こんにちは!
匿名美容師のPちゃんです!
今回はヘアカラーアレルギーについて
お話ししてきたいと思います!
ヘアカラーアレルギーに関して調べると
難しい物質名とかで、なかなか頭に入ってこない内容になりがちなので
僕のブログでは簡単に分かりやすく書いてます!
ヘアカラーをされてる方は
アレルギーのリスクがありますので
ヘアカラーアレルギーが無い方も是非5分位で読める内容になってるので見てみて下さい!

それではいきましょう
ヘアカラーアレルギーとはヘアカラー(酸化染料・アルカリカラー)の中にあるアレルギー物質に反応する事です
ヘアカラーの中に入ってるアレルギー物質は色々ありますが
特にアレルギー反応をおこしやすいのは
- パラフェニレンジアミン(ジアミン)
- アルカリ剤(ヘアカラー2剤)
この2つになります!
他にもアレルギー物質は色々ありますが
かなり毒性が強いのが
ジアミン(パラフェニレンジアミン)になります。
ジアミンとは?
まずジアミンの危険性から見てみましょう
花粉症と同じでアレルギーも人によって違います
ジアミンアレルギー軽い方
- 何日間か痒くなる
- 赤く腫れたり、爛れたりする
- フケなどの頭皮異常
まだアレルギー症状が軽い方は上記の症状が出ます。
アレルギーになってからもヘアカラーを繰り返してくと
人にもよりますがジアミンアレルギーは悪化してく場合もあります
悪化してしまうと、どうなってしまうか?
ジアミンアレルギーが重い方
- アナフィラキシーショック
- 激しい皮膚の炎症
世界仰天ニュースのジアミンアレルギーの特集で紹介されたエステルさん↓

こちらは別記事ですが
ニュースにもなりました7歳の女の子の手です
ヘナタトゥーの中に入ってたジアミンに反応して、起きてしまった事故です↓

正直、アレルギー症状が強い方ですとアナフィラキシーショックで救急車で運ばれたり
最悪の場合は死亡という可能性も無くはないです。
ヘアカラーとジアミン
なぜそこまで危険性の高いジアミンが入ってるかと言いますと
綺麗な発色はジアミン無しでは正直難しいです
あとジアミンは安価でカラーの色の再現性が高いので
メーカーによっても配合量とかは変わりますが殆どヘアカラー剤にジアミンは入ってます

ジアミンが入ってないカラー剤もありますが、あまり多くないです!
次にジアミンが入ってないカラー剤の説明をしてきます
ジアミンが入ってないカラーは?
そもそもジアミンが入ってないカラーも色々あります!
- 一部のヘナ(殆どの色味はジアミン入り)
- 酸性カラー(マニキュア)
- カラートリートメント
- ノンジアミンカラー(ヘルパ)
- ヴィラロドラカラー
ちなみにこの中のノンジアミンカラー(ヘルバ)とヴィラロドラカラーはヘアカラーでパラフェニレンジアミンが入ってないものになります

結局どのカラーが良いのか分からないし、違いはどうなってるの?

はい!次の章では、ノンジアミンの各メーカーのメリット、デメリットを隠さず載せてます。
ホームカラーや美容室選びの参考にして下さい!
ジアミン対策カラーの比較
ヴィラロドラ、ヘルバ
まずヘアカラータイプは
ノンジアミンカラー(ヘルバ)とヴィラロドラカラーのみになります!
メリット
メリットは言うまでもなくジアミンが入ってない事です。
今のとこ明るく色も入るヘアカラーはノンジアミンカラーはヘルバとヴィラロドラカラーしか無いです。
ジアミンを入れてない事により
ヘアカラーにしてはダメージも少ないです。
デメリット
もちろんデメリットもあります
- 色味が薄い
- 時間がかかる
- 青系の色味がない
- 酸化染料なのでジアミン以外のアレルギー反応もある
- 取り扱いサロンが少ない
※市販でノンジアミンタイプのヘアカラーはデメリットが多くて使い勝手が悪いのでオススメできないです。
ヘナカラー
ヘナは植物(ヘンナ)の葉を使ったカラーですが
大体がジアミン入ってる事が多いです
入ってないヘナカラー限定の話になります。
メリット
- ダメージが無い
- 褪色が少ない
- ハリコシが出る
- 頭皮への刺激が少なく安全性が高い
デメリット
- 色味がごく一部に限られてる
- 白髪にしか染まらないので明るくはできない
- 髪質が硬くなる
- 草木のアレルギーの方は被れる
- 取り扱い店が少ない
どこで天然のヘナを買えばいいかわからない方はこちら↓

酸性カラー(マニキュア)
塩基性カラーとも呼ばれていて
表面に染料をコーティングするようなカラーになります
メリット
- 根元に付けないので安全性が高い
- ツヤがでる
- ダメージが無い
- 取り扱い店も多い
デメリット
- 根元を1ミリ以上あけるので早く気になる
- 褪色が早い
- 白髪にしか染まらない
カラートリートメント
塩基性カラーと似てますが色持ちが違います
高発色な色味もあり若者の派手髪などでも人気のタイプになります
ブラウンベースもあります。
メリット
- トリートメント処方なので手触りが良い
- 色々な色味があり高発色
- 頭皮にもつけられるし刺激もあまり無い
デメリット
- 酸性カラーより持ちが悪い
- ブリーチなどで明るくしないと色が入らない
- 週1とか頻繁にしないといけない
- 白髪への染まりもあまり良くない
カラートリートメント+アルカリ剤もしくは過酸化水素水を加えて
より再現性を高くしたカラーがあります
ザクロペインターといいます!
CMとかでもやってるのでもしかしたら名前だけは知ってるかもしれません。
ザクロペインター・ノジア
ザクロペインターと同じタイプのノジアと今のとこ2種類あります
ちなみにカラートリートメントとキューティクルを開かせる薬剤を混ぜてる感じのカラーです
メリット
- カラートリートメントより持ちは良い
- 持ちは3週間位
- 酸性カラーと違い根元から染められる
- 過酸化水素を入れると少しだけ明るくなる
- ツヤが出る
デメリット
- 酸性カラーより少し薄染まり
- ダメージが微量だけある
- ヘアカラーアレルギーに対応してる
- 取り扱い店が少ない

美容師が勧められるジアミンアレルギー対策のカラーをご紹介しました。
最後に
今回はジアミンアレルギー対応のカラーをご紹介しました!
他にもジアミン対策カラーはありますが美容師的に勧められるものを
僕の見解でお話ししました。
気になるカラーがあればワードを検索して取り扱い店を調べてみて下さい↓

次回は今回ご紹介したカラーの比較や
低ジアミンカラーもご紹介したいと思ってます!
【追記】
1人1人によってヘアカラー剤に求めるものが多少違います!
1人1人の求める条件で最適のカラー剤を
僕個人の見解ですが条件別に選びました!
是非見て下さい↓
2020年9月1日更新しました
最後まで見ていただき
ありがとうございました!
終わりです